「世界一受けたい授業」老けやすい人・老けにくい人の違いとは?
3月6日(土)に放送された「世界一受けたい授業」で、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生による「老けやすい人・老けにくい人の12の違い」を紹介します。
高温調理したものをよく食べる人は老けやすい
お刺身とこんがり焼いた焼き魚、どちらをよく食べますか?
お刺身より焼き魚をよく食べる人のほうが老けやすいそうです。
これは焼いたり揚げたりしたものを食べるとAGEという老化を促進する物質が増えるためで、AGEが皮膚にたまるとたるみやシミの原因になるとのこと。AGEは血管にたまると動脈硬化に、骨にたまると骨粗しょう症になり、全身の老化を早めてしまう可能性があります。
これは魚に限らず野菜や肉でも同じだそうで、鶏肉なら蒸し鶏のほうが老けにくく、唐揚げのほうが老けやすいとのこと。
高温調理する前にレモンやお酢を加えることで食品中のAGEを減らせるそうです。
家の中でもメイクをしている人は老けにくい
いつでもキレイでありたい・身だしなみを整えておきたいという気持ちももちろん大事ですが、家の中でもメイクをする人が老けにくい一番の理由は紫外線対策がぬかりなく行われているから。家の中にいても窓から紫外線が入ってくるので、メイクをしていれば紫外線予防になり、老け顔防止に役立ちます。
化粧下地には紫外線防止剤が含まれているものがあり、家でもUV対策を意識してメイクをすれば肌の老化を予防することができます(※自身の肌に合ったものを使用して下さい)。
朝食前に歯磨きする人は老けにくい
寝ている間に口の中で繁殖した雑菌をそのまま飲み込むと、腸内環境に悪影響を及ぼすそうです。最新の研究では、歯周病は大腸がんのリスクを高めることが判明しています。できれば、起きてすぐ歯を磨きましょう。
ポイントは、歯磨き後にコップ1杯の水を飲むこと。腸の動きが活発になり、栄養の吸収効率を高めることができます。
胃腸が正しく機能することにより自律神経が整い、肌ツヤが良くなり脂肪も蓄積されにくくなるそうです。
1日2杯以上コーヒーを飲む人は老けにくい
お茶の水女子大学の研究によるとコーヒーは美肌効果が期待でき、1日2杯以上飲む人はシミが少ないという結果が出たそうです。
さらに、国立がん研究センターはコーヒーを1日3~4杯飲む人はほぼ飲まない人に比べて脳血管疾患による死亡リスクが43%低かったと発表しました。
コーヒーには赤ワインと同じ程度のポリフェノールが含まれており、動脈硬化の予防や脂肪燃焼効果が期待できるそうです。
ただし飲みすぎるとカフェインの過剰摂取になり胃に負担がかかるので、1日3杯を目途に適量を楽しみましょう。
カレンダーに体調を書く人は老けやすい
体調が悪いことを書くと負のイメージが植え付けられてストレスになるそうです。例として「疲れ」と書くと、本当に疲れがより大きなものとして心にのしかかってくるとか。
神経質な人はストレスを感じやすく、その影響で血流も悪くなるので、生活習慣病にもかかりやすくなるそうです。
ただし、お医者さんから指示されている場合は、体調をメモするのを続けて下さい。
普段から大股で歩く人は老けにくい
普段から手を大きく振り大股で歩く人は、自然と効率良く代謝をアップできるそうです。代謝を上げる運動を心がけていると老けにくくなるとのこと。
ちなみに肩掛けバッグを使っていると重さで体の重心が傾くことがあるので、リュックを背負って歩くほうが良いそうです。
駅などでエスカレーターと階段がある場合は、階段を選ぶようにしましょう。
頻繁に美容院に行く人は老けにくい
髪にツヤがある人は、ツヤがない人より5才以上若く見られるそうです。
それだけでなく、キレイでいたい・かっこよくありたいと常日頃から意識して行動することが老けにくくなる秘訣とのことです。
さらに美容院は、幸せホルモン・オキシトシンが分泌されやすい場所だそうです。理由として会話を楽しんだり髪に触れるというスキンシップがあり、オキシトシンが増える好条件がそろっているからとのこと。
(※パーマやカラーリングはやりすぎると髪が痛み老化が進みやすくなるので気をつけましょう)。
習慣的にトマトを食べている人は老けにくい
トマトにはリコピンという抗酸化物質が含まれており、シワを防ぐ効果が期待できます。
さらにトマトペーストには、光による皮膚のダメージを防ぐ効果があるそうです。
夕食後にウォーキングをする人は老けにくい
免疫力が下がると老化が進むと言われています。免疫力をアップさせるには夕食後のウォーキングが最適だそうです。なるべく大股で速めに歩くようにしましょう。
ただし、天気が悪い日や、女性の場合だと夜ひとりで歩くのは危険が伴うので、夕食後に家の中を片付けるだけでも効果が期待できるそうです。
呼吸を意識している人は老けにくい
ほとんどの人は呼吸を無意識にしています。呼吸を意識してすることで若返りの効果があるそうです。
呼吸を意識することで取り込まれる酸素量が増え、自律神経が安定し血量が増えるとのこと。
・プロのアスリートも実践する老けにくい呼吸法
1.背筋を伸ばし、親指を外側にし手の甲が合わさるようにして、腕を体の前で合わせます。
2.鼻から息を吸いながら手のひらを外側に向けて両腕を開きます(この時、肘は90度に)。最後にゆっくりと息を吐きながら、体の前でまた手の甲を合わせます。これを1日10回3セット行います。
※無理せず自分のペースで行いましょう。
枕が高い人は老けやすい
首もとは最も年齢が表れる箇所と言われていますが、枕が高すぎると首のシワの原因になります。
仰向けに寝たときに顔が若干うつむく程度が適正な枕の高さであり、頭が突き出してしまう程の高さだと首のシワの原因になります。また、枕が高いと気道が狭くなり呼吸が浅くなるそうです。
寝る前のスマホは老けやすい
寝る直前にスマホを見る人は多いと思いますが、これはNG。スマホなどの電子機器から出ているブルーライトが眠りを促す物質メラトニンを抑制し、眠れなくなると考えられています。
老けにくい体を作るためには睡眠が大切です。睡眠がとれないと寝ている間に体に良いことをやってくれる成長ホルモンが分泌されず、日中の疲れやストレスも解消できず老化が進みます。
枕もとにはスマホを置かないようにしましょう。
腸内環境を良くするには?
便秘で腸内環境が良くないとツヤがなくなり、肌荒れもひどくなります。
腸内環境を整えるには、発酵性の食物繊維を摂るようにすると良いそうです。
シイタケ・ワカメ・根菜(ゴボウ)などの食物繊維をしっかり摂りましょう。
若く見られている?老けて見られている?若見え度チェック!
順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生監修の若見え度チェックです!↓
・「髪がきれい」と誉められたことがある
・10才以上年下の人からタメ口で話されることがある
・キャンプに行かない?など、友人からアクティブなレジャーに誘われることがある
・SNSを頻繁に更新している
・休日は好きなことを満喫している
・無理な若作りはしていない
・朝ごはんはきちんと食べている
・毎日快便である
以上8項目のうち、4つ以上該当する人は実年齢より若く見られているそうです!
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