「有閑俱楽部」6人のその後の関係・職業は?
2022年6月に発売された一条ゆかりさんの著書「不倫、それは峠の茶屋に似ている たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集」に、有閑俱楽部のメンバーのその後が描かれています。
「有閑俱楽部」は1981年に「りぼんで」連載開始後、少女漫画とは思えないほどのスケールの大きなアクションコメディとして人気を博し、2007年に赤西仁さん主演でドラマ化されるなど、一条ゆかりさんの代表作といえる人気作品です。
2002年までに単行本が19巻まで発売されていますが、明確な最終回は描かれていません。
一条ゆかりさんの最新作に掲載されている描き下ろしショート漫画では、聖プレジデント学園を卒業してから20年後、30代後半になった有閑俱楽部のメンバー6人が「同窓会」としておなじみの生徒会室に集まります。
聖プレジデント学園を卒業後、有閑俱楽部のメンバー6人はどのような道を歩んできたのでしょうか?
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有閑俱楽部のその後・白鹿野梨子の場合
野梨子は白鹿流家元にして、ミセス・エールの指名により聖プレジデント学園理事長に就任。
ダブルワークをこなしているそうです。
一条先生いわく、野梨子の結婚については、「理想が高すぎて、お眼鏡にかなう相手が見つからないんじゃないかなあ。でも、意外と博愛精神はあるから、養子縁組的なことはするかもしれないですね」とのことでした。
有閑俱楽部のその後・黄桜可憐の場合
可憐は青年実業家とドバイで結婚……のはずが相手が結婚サギ師で指名手配中→懲りずに商社マンと再婚→相手が南米で現地妻と子どもを3人作り離婚→その後はバリバリのキャリアウーマンになったようです。
一条先生いわく「可憐はお嫁さんより、キャリアウーマンのほうが絶対似合う」とのことで、原作でも母親から「玉の輿に乗るより自分で稼いだほうが早いのでは」的なことを言われてましたが、その通りだったようです。
可憐がどんな職業に就いてるのかは明確にされていませんでしたが、飛行機での移動はファーストクラスに乗っているようです。憶測ですが、母が経営する宝石店・「ジュエリーアキ」を継いだのかもしれません。
有閑俱楽部のその後・菊正宗清四郎の場合
菊正宗病院の跡取りである清四郎は、親孝行で(?)菊正宗病院を継いだようです。
一条先生いわく、「清四郎と悠理の結婚も一瞬考えた」そうですが、
「(悠理の)とーちゃんに頼まれたりしたら、清四郎は二つ返事でOKすると思う。でも、悠理はイヤだろうな」とのことで、結局「二人の結婚はやめにしました」ということでした。
(※以下、個人の感想です)以前、一条先生が「最終回を描くときは俱楽部内恋愛を描く」的な発言をされていたのを見た時、そんなんだったら読みたくない~~!!と思ってしまいましたが(すみません)、今回の漫画で誰も恋愛関係になってなくてよかった……と安堵しました。以前あった清四郎と悠理が結婚寸前までいった話が悠理がかわいそうで読み返せないほど苦手なトラウマ回なので……(;´д`)
勝手ながら、あの6人にはズッ友の関係でいてほしいと思っています(※個人の感想です)。
有閑俱楽部のその後・美童グランマニエの場合
美童は一条先生いわく「父親と同じく、外交官になったと思う」とのことで、外交官になったようです。
今回の漫画で美童本人も、「『やっぱり』だよね」と言っていました(^_^;)
なんとなく、美童ならモデルや芸能人にもなれそうだなと思ってましたが、無難な(?)道を歩んでいるようです。
有閑俱楽部のその後・松竹梅魅録の場合
今回の漫画で、将来について一番悩んでいたのが魅録でした。やってみたいことがありすぎて、いろいろ迷っていたようです。
一条先生いわく、「魅録は多芸で多趣味でIT系にも強いから、NASAでもGAFAでも、どこでもやっていけると思うのよね。ミリタリーマニアだから自衛隊もいいと思うけど、あれもやりたい、これもやりたいってタイプだから」「有閑俱楽部では、一人乗りのヘリコプターとか作ってたくらいだから、やっぱりパイロットが一番しっくりくるかなあと」とのことでした。
今回の漫画で魅録は時宗さんに「わしの跡を継がんのか~!」と泣かれてましたが(^_^;)、「警視総監は世襲制じゃないだろが」と一蹴し、なんだかんだと悩んだ末にパイロットになったようです。
有閑俱楽部のその後・剣菱悠理の場合
今回の漫画で唯一、職業不詳だったのが悠理でした。
悠理は大財閥の令嬢なので仕事に就かなくても大丈夫そうですが、剣菱が運営する会社のひとつに携わっている可能性も無きにしも非ず、という感じでしょうか(※憶測です)。
一条先生いわく、悠理にぴったりな仕事は「競馬のジョッキー」だそうで、
「やせてるし、運動神経抜群だし、何より動物が大好きだから、馬と心を通わせて一心同体になれると思う」とのことでした。
ちなみにバツ2の可憐以外、有閑俱楽部のメンバーは結婚はしていないようです(描かれてないだけで、実はしている可能性もありますが……(^_^;)。
今回の漫画では、悠理のとーちゃんこと万作さんが冥土の土産に総理大臣になる!と宣言し、巻き込まれていく有閑俱楽部のメンバー……というより、ノリノリで政界に進出しようとする有閑俱楽部のメンバーが描かれていました。
この本の帯には「最後(!?)の描き下ろしショート漫画」と書かれていましたが、今回の話はあくまで「有閑俱楽部のその後」なので、最終回という位置付けではない、という印象を受けました。
一条先生は漫画家としては第一線を退いているとのことですが、今後もエッセイの中のプチ漫画で有閑俱楽部の面々が描かれることがあるのでは、と(願望を込めて)思っています♪
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