クレジットカード審査と新卒の関係とは?
クレジットカード審査では、日本に住んでいるさまざまな年齢の人が毎日申込を行っています。1日の申込人数がどのくらいいるのか?については分かりませんが、日本にあるクレジットカードの種類が1万種類以上ある事を考えれば最低でも1万人以上かもしれません。
そんな中、勤続年数1年や3年、さらには10年以上の人など、審査で重要な勤続年数についてもいろいろな人がいますが、勤続年数0年、つまり高校や大学等の学校を卒業したばかりの新卒の人も審査に申込を行うと思います。
もっとも、この新卒と言えば社会に出て間もないため、当然ですが勤続年数数ヶ月、つまりクレジットカード審査の申込書に記載する勤続年数は1年未満になりますので、継続して安定した収入が条件の審査では不利になるような気がしますよね?
ただ、クレジットカード会社にとっては、初めて社会に出たためまだどこのクレジットカードも持っていない、あるいは持っていても少数の可能性が高い新卒の人は、自社にとっても今後の顧客にしたいと考えているかも知れませんよね?そこで、今回の記事では審査における新卒の扱いについて解説します。
新卒は勤続年数が短くて当たり前
例えば、高校を卒業してからもう3年が経過します=勤続年数3年、大学を卒業してはや5年=勤続年数5年(いずれも新卒後就職した勤務先に勤務している場合)になります。
このように、新卒後〇年同じ勤務先に勤務しているというだけで、転職を繰り返している人よりも勤続年数が明確になる新卒(新卒後数十年が経過しているベテランは別として)ですが、新卒という言葉からも分かるように、その年に各学校を卒業した人=新卒になります。
という事は、その年に学校を卒業したのだから、就職した場合の勤続年数は1年未満=短くて当たり前になりますよね?つまり、クレジットカード審査における一般的な審査基準の勤続年数1年以上の条件は、新卒に限って言えば当てはまりません。(過去に新卒後半年程度で審査可決実績複数あり)
ですので、勤続年数が1年未満だからクレジットカード審査に通る事は難しいと思っている新卒の人、決してあきらめないで下さい。逆に言えば、新卒の人はクレジットカード会社にとって今後長い付き合いになる可能性があるため、囲い込みの意味もありカード審査では多少なりとも優遇される可能性があるのです。
新卒を自社顧客に取り込むメリットはこれ!
新卒の人は、社会に出て来てからまだ日が浅くクレジットカードや各種金融商品の利用が少ない、または全く利用した事が無いという人がほとんどだと思います。
もっとも、大卒の人であれば在学中に学生専用のクレジットカードを作っている可能性がありますが、高卒の人は通常のクレジットカードを作る事が出来ないため、各種金融商品の利用が初めてという人がほとんどでしょう。
という事は、クレジットカード会社としては一旦自社のクレジットカードを作ってもらえば、今後長く利用してくれる可能性があります。さらに、自社の他金融商品を利用してくれる可能性もあるのです。
つまり、カード会社としては、新卒の人はクレジットカードを含めた金融社会に染まっていないため、今後の自社顧客として確保しておきたいという思惑があるのです。そのため、一般的な社員と比べて新卒の人は、多少勤続年数が短くてもクレジットカード審査では大きな不利になるという事はありません。
新卒の人は自社利用によりさらに審査で優遇される可能性あり
新卒後に会社へ勤務するとなると、会社から毎月の給料が入る事になります。そして、この給料の支給方法ですが現在では大半の会社が指定銀行への振り込みを採用しています。(中には給料袋に入れての現金支給という会社もあります)
という事は、毎月給料を銀行振込にて受け取るためには銀行口座を開設する必要があります。そして、銀行口座を開設すればその後この口座に会社から毎月給料が振り込まれる事になります。
そして、この給与振り込みを利用している銀行がクレジットカードを発行している場合、そのカード審査に申し込めば他クレジットカードと比べて審査に通る可能性が高くなる傾向があります。(このパターンでの新卒後半年で審査可決実績あり)
ですので、新卒で勤続年数が短いという人で給与振込先の銀行がクレジットカードを発行している場合には、この審査に申し込むというのも1つの方法になります。
それに、銀行としても新卒の人には今後も自社銀行にて給与振込をはじめ各種公共料金の支払いに使ってもらう=自社銀行をメインバンクとして使ってもらえば毎月継続した手数料が入るため、自社銀行を利用している顧客の囲い込みは重要な戦略になっているのです。
新卒の顧客を獲得する事で、銀行としても振込手数料や預金残高が増えますので、自社銀行口座への給与振込を利用している人に対しての審査では優遇される可能性があります。
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