畠山重忠・重保父子のお墓はどこにある?重忠が創建したお寺とは

 

 

畠山重忠・重保父子のお墓はどこにある?重忠が創建したお寺とは

神奈川県横浜市には、畠山重忠が創建したとされる寺院があります。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で中川大志さんが演じた畠山重忠の供養塔や、重忠の子・重保のお墓をこの記事で紹介していきます。

 

畠山重忠が創建したお寺とは?

 

神奈川県横浜市金沢区釜利谷の白山道周辺には、鎌倉時代の武将、畠山重忠・重保父子に関する伝承がいくつか残っています。

金沢区にある東光禅寺(とうこうぜんじ)は、臨済宗建長寺派の寺院で、建仁年間(1201-1204年)に畠山重忠が創建したと伝えられています。

東光禅寺のある金沢区釜利谷周辺は鎌倉時代初期、畠山重忠の領地だったとされています。1205年(元久2年)の畠山重忠の乱で重忠が謀殺された後に北条義時の所領となり、義時の子・実泰に与えられたと伝えられています。

 

京浜急行「金沢文庫」駅西口から「八景台住宅行き」のバスに乗り、「白山道」のバス停を降りると左手に細い川があります。この道を徒歩5分ほど歩くと右手に東光禅寺があります。

以前「ブラタモリ」で「不自然に曲がりくねっている道はもともと川だった」と紹介されていたのですが、東光禅寺までの道のりは不自然に曲がっていて、昔は大きな川だったことが伺えます。

ちなみに東光禅寺の前を流れているこの川は途中で暗渠になっていますが、バス停沿いに辿って行くと金沢八景の海(平潟湾)に繋がっています。金沢八景駅の近くには治承4年(1180年)に鎌倉殿こと源頼朝が社殿を建立した瀬戸神社があります。

 

金沢八景・瀬戸神社
横浜市金沢区に鎮座する瀬戸神社のwebsiteです

畠山重忠の領地だった場所には重忠の子・重保の名前が付いた公園や橋がある

 

東光禅寺の前を流れる川が暗渠になる地点に、「六郎橋」という小さな橋があります。六郎は畠山重忠の子・重保の通称です。

東光禅寺周辺は畠山重忠の子・六郎重保の名前が地名に残っていて、「白山道六郎ヶ谷公園」という公園や六郎ケ谷という場所もあります。

白山道六郎ヶ谷公園を右に曲がると、駐車場の奥に「畠山六郎重保公廟所」があります。そこには六郎重保の墓と伝わる五輪塔が建てられています。

 

(行こうとしたんですがスマホの調子が悪くて肝心の写真が撮れず、東光禅寺に向かう道と六郎橋しか撮れませんでした(;´д`)

 

東光禅寺では毎年、畠山重忠・重保の命日にあたる6月22日に「畠山重忠忌・重保忌顕彰墓参会」が行われています。

なお、横浜市旭区には畠山重忠の首塚などがあり、鎌倉市由比ガ浜にある畠山重保邸跡には重保のものと伝わる墓塔があります。

 

ほかにも、畠山重忠の生誕の地である埼玉県深谷市には畠山重忠公史跡公園があり、園内には重忠主従の五輪塔が建てられています。

 

「鎌倉殿の13人」の聖地巡礼の際に行ってみてはいかがでしょうか(^^♪

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