鎌倉殿の13人の義経は司馬遼太郎版「義経」?義経ガチ勢のたわごと

 

「佐藤兄弟が出てこない……」義経ガチ勢のたわごと

 

「佐藤兄弟が出てこない……だと?」

「鎌倉殿の13人」の公式サイトの登場人物紹介を見て最初に気になったのが、九郎義経四天王とも言われる佐藤継信・忠信兄弟がいないことでした。

佐藤兄弟が出てこないってことは頼朝が忠信のことをディスって「イタチにも劣る」というなんだかよくわからない悪口を書いた手紙とかも紹介されないわけで……(そのシーンが見たいわけではなく、むしろ無くても全然いいんですが)、とにかく佐藤兄弟が公式サイトの登場人物紹介にいない時点でこのドラマでは義経のそばにいるモブとしてでしか出てこないということを察しました。

主人公が北条義時なのは百も承知ですが、佐藤兄弟がモブ扱いってことは伊勢三郎義盛も常陸坊海尊も出てこないな???と察し、なんだかモチベーションが下がってしまい視聴自体を迷いましたが、源平合戦大好き芸人としてはとりあえず録画だけして後日まとめて見ようと思っていました。

(注:この記事は、びっくりするほど主人公の北条義時には触れてません。義経ガチ勢による個人の感想です。史実に触れてますがドラマのネタバレになってるかもなのでご注意下さい。義経のことは基本的に九郎呼びですが義経とも呼んでるので自分でもややこしいです)。

三谷さんの義経観を垣間見て嫌な予感が的中……

 

そもそも脚本の三谷さんが以前とある番組で九郎のことをちょっと語ってるの見て「それ平家物語の創作説の可能性高いけどそれ信じてるんだ……?」って少し嫌な予感を感じつつも鎌倉殿~は九郎が平泉から出立して兄上と邂逅~鎌倉へ行くシーンくらいまでは見ました。「従者の中に明らかに弁慶いるし佐藤兄弟もいるんだろうけど紹介されないな~」(←しつこい)と思いつつ見ました、九郎の解釈は司馬遼太郎版義経っぽいなって思ってしまいました。司馬先生とは解釈違いなんですよ……(´д`)

(でも司馬先生が九郎のことを「日本最初のアイドル(意訳)」って書いてたのは首がもげるほど同意しています)。

(正確には「日本人は、これまでに人気者というものをもったことがなかった。義経においてはじめてもった」です)。

同じ匂いを手塚治虫先生の「火の鳥 乱世編」にも感じ、怖くて読めなくて、いつかちゃんと読もうと思ってるのに未だに読めていないので、鎌倉殿~も「いつかちゃんと見なきゃ……」と思いながら結局見ないパターンになりそうで怖いな~いやうんちょっと一旦やめよう……と情緒の安定を図るため九郎が鎌倉に到着した回あたりで視聴するのを一時中断しました。

どれだけ解釈違いでも歴史上の推しが出てる以上見なきゃ……と思いつつ、オタクは解釈違いアレルギーで死ぬ生き物なので軽い気持ちで見ることも出来ないまま葛藤の日々を送っていたところに5月8日放送の回で屋島の戦いがナレ終(ナレーションで終了)したと聞き、「継信出てたらちゃんとやったのかな……」と思いました。佐藤兄弟出てない恨みが深くてすみません(※継信は屋島の戦いで戦死しています)。

 

(屋島の戦いがすっ飛ばされたということは、かの有名な那須与一も出てこないというわけで……)。

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……ますらおの九郎もどちらかというと鎌倉殿~の九郎と近いのでは?という気がしなくもないんですが解釈違いで先に進めないーー!!とはならないんですよねこれが……なぜドラマだとこんなに気が進まないのか?自分でもよくわからないですはい。

大河ドラマに話を戻しますが、まあそもそも義経が主人公じゃない時点で解釈違いだとかうるせえ知らねえと言われても仕方がないのですが、

ツイッターで感想とか薄目で見てたら「小学生の息子が義経の伝記読んだあと鎌倉殿~見たら義経がサイコパスすぎてドン引き」というツイートを見てスマホぶん投げそうになりました。
義経が出てくるドラマを最初に見せるならせめてタッキー版「義経」にして……( ノД`)あれもラストが史実と違うとことか納得できなかったけど佐藤兄弟が活躍してたので個人的にはOKです(お前義経推しというより佐藤兄弟推しなんじゃ?というツッコミは受け付けません)。
スマホぶっ壊れたら怖いので感想を見るのはやめましたが、本編見るのもやっぱり怖い。感想見るよりもっと怖い。

村上元三版「源義経」とか森村誠一版「平家物語」のような九郎愛され小説(※個人の見解です)が好きな私のようなオタクに鎌倉殿~は無理ゲーかもしれない……と気が付いたときにはもう九郎が都落ちしてて(大まかな展開は公式サイトで追ってた)、いかん早く見ないと推しが退場してしまう、と焦りながらも見るのやっぱ怖い、の繰り返しで一進一退の日々を過ごしていました。

登場人物に思い入れがありすぎるとフラットに視聴できないんだな……とウダウダ迷っているうちに5月22日放送回で九郎が首桶エンドで退場したと知りますます見る気が失せてしまいながらもドラマ的には「頼朝が退場してからが本番」という噂を聞いたのでいっそそこから見ようかな?という境地に至り、推しがいないほうがむしろ見る気が起きるという謎の現象を引き起こされて大河ドラマは奥が深いな……と感じ入った5月の宵でございました(了)。

(いろいろゴチャゴチャ言ってますが義経の活躍もそのうち見ようと思っています、いつかきっと)。

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